2008年06月01日

光長けき物

そこは、闇だった

そこは、水だった

そこは、地表だった


いつしか、形を変え、意識が生まれた



ある人の手に触れた
ある書の依代に成った
ある人の手に触れた
ある呪詛を引き継いだ
ある人の手に触れた
ある人の手に触れた
ある研究に捌かれた
ある人の手に戻った
ある人の物に生った

幾つの手を通り
幾つの夜を越え
幾つの空を見て

光は増減を繰り返し

今は、少女の手の内にある

その意味はあまりに等しく
いずれも血肉を喰らう呪わしき光

淡く揺らめいて

それでも、光は光を戻して
ただ導こうと射している

悪夢も夜の静寂も
何もかも引き連れて


…生来へと
posted by 瞳 at 05:23| 🌁| Comment(0) | 腕eading | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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