2008年11月10日

届いた、一通の手紙。


其れは、いつしか聞いた先輩からの届出で。

彼は銀誓を…いや、銀誓はそれよりも前に卒業されていたから

能力者を引退されたと聞いた方だった。

随分あっさりとしたもので。
そもそも、酷く深いかかわりがあった…というわけでもないから
それもそのはずだけれど。

…それでも、こうして手紙をくれたことが嬉しくて。

いや、それだけではない…



彼は、きっと私のことを理解していたわけではない。

彼との結びつきが強固であったわけでもない。

けれど…

けれど、こんな私でも、

私の歩んでいく先が、…決まっていたとしても。
そこに私が信じて歩いていけるように。
彼は言葉に認めてくれた。

私は自分は信じられない…
でも、私を信じてくれる人達がいて。
待っていてくれる人がいるって、どれだけ嬉しいことかを知った。

この道が、間違っていると誰かが言っても
私はきっと歩いていけると思えた。

今度こそ、逃げないで。
彼に為ろう―

彼がくれた命を、彼に為ることで。
私がなしえていくことで、誰かが救われると信じたい。

きっと、先輩は誰かを幸せにすることが叶ったのだろう。
二人とも、もう口を利く機会はないけれど―

心より感謝を込めて、この夜空に想いを馳せるよ。



「ありがとう」



是で、私は迷わずに進むことが………できる。

posted by 瞳 at 04:18| ☁| Comment(0) | 過去録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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